ハンディライトやランタンと違い、ヘッドライトは両手が使えるというメリットがあります。また自分の目線にあわせて明かりを調整できるので、暗闇でも安心して使う事ができます。ここでヘッドライトを使う場面について、ご紹介いたします。

登山や山歩きではLEDハンディライトより需要が高いのがヘッドライトです。時間の遅れや天候の変化によって、周囲がすぐ暗くなる可能性があるからです。また両手が使えるので、コンパスと地図を見ながらルートを確認するなど、効率よく行動する事もできます。また暗闇でも細かい作業が求められる海釣りや、行動が制限されるカヤックにも非常用として持っておく事をおすすめします。キャンプファイヤー、バーベキュー、ペットの散歩など夕暮れ時のアウトドアでも重宝します。野外用は強い光が出せる、CREE社のLED高性能ライトをおすすめします。商品によっては光の調整もできるので、とても人気があります。

災害を経験した方が、一番欲しかった装備品がヘッドライトだったそうです。災害時で交通網がストップして、自宅まで徒歩で帰らなければならない場合も威力を発揮します。帰宅困難者が安全に帰れるように周囲を照らしてくれるので、防犯効果も期待できます。またライフラインが途絶えた場面でも使えます。例えば停電時の夜間のトイレはとても不安です。ランタンは眩しすぎるし、LEDハンディライトは手元しか照らせません。しかしヘッドライトはトイレに行くまでの足元や周囲を見渡す事ができ、トイレ内では手元をしっかり見る事が可能です。赤ちゃんを抱っこしたり荷物を持ったりする時も、両手を使えるメリットが活かされます。さらに夜の読書に使えば、退屈さを紛らわす事も可能です。極限状態に陥って救助を求める場合でも、ヘッドライトを常時点滅させる事で、眠っていながら救助信号を出す事もできます。長時間使用可能なLEDヘッドライトは、優れものです。

アウトドアや災害時以外でも、自宅に常備する事で役に立つ事も多いです。例えば屋根裏や床下など明かりがさしにくい場所でのDIY作業、自動車の整備、バイクの応急手当などが挙げられます。また歳を取るごとに照明も明るくしないと、手元がはっきり見えなくなります。細かい作業にルーペや老眼鏡とあわせて使う事で、快適に作業を進める事が可能です。