昼間より夜道の方が犯罪に巻き込まれる危険性が高いとわかっていても、仕事や通学など様々な事情で夜の外出が避けられないのが現状だと思います。自分の身を守るためにも、夜の外出ではどのような防犯対策をすればいいのでしょうか。

暗い道や人通りが少ない場所は不審者にとって好都合な環境ですので、身の安全の事を考えたら、なるべく明るい道を選んだ方が安心です。近道だからといって暗い道を歩く事もあると思いますが、犯罪に巻き込まれないためにも、遠回りしてまで明るい道を選んだ方がいいでしょう。自宅までの道に街頭がなく真っ暗な道ばかりなら、タクシーを使ってもいいでしょう。

ほんの少しの距離を歩くときでも、油断せずに常に警戒心を持って歩く事が大切です。警戒しておけば、不審者が近づいてもすぐに気づいて対処する事ができます。不審者も、警戒しているとわかれば犯行しづらくなります。反対に、携帯電話やスマホの操作は警戒意識が薄れてしまいます。近くに不審者がいても気づきづらく、不審者にスキを与えてしまいます。音楽プレーヤーも恐怖心が薄れるかもしれませんが、不審者の足音が聞こえなくなり危険です。

毎日同じ時間、同じ道を歩くと、犯人に待ち伏せされるなど、計画的な犯行が行われやすくなります。突発的な犯行もありますが、中には計画性を持った犯行も多々あります。待ち伏せされて、そのまま自宅が特定されてしまう恐れもあるので、帰る道順を変えてみたり帰宅時間をずらしてみたりして、行動を予測させない工夫が必要です。